理事長挨拶

nippon academy group
理事長 大野麻由子
学校法人 NIPPON ACADEMYは、日本語と文化、習慣を学ぶ日本語学校2校、及び、就職に的を絞った専門学校3校により成り立っております。
「平和・環境・共生」を法人理念に掲げ、世界45か国を超える国々からの留学生を迎えております。
NIPPON語学院は1991年設立の県内初の日本語学校で、群馬県庁に、ほど近い立地です。
県庁所在地である前橋市は、上毛三山、利根川など豊かな自然に囲まれ、ゆったりと日本語と日本文化を学ぶことできる環境です。
習得することが難しいとされる日本語ですが、その理由のひとつにオノマトペがあります。日本のアニメや漫画から興味を持ち日本を留学先に選ばれる留学生も増え、その理解も広まっておりますが、音のない状態をあらわす「シーン」や、大きく強い、圧力のある様子を「ドーン」と表現する手法は、感情や状態を直感的に表し、短い音で伝えられるという利便性もあります。このような言語だけ学んでも分かりにくい日本人の感性や表現の方法を、是非、実際に日本で掴んでいただきたいと考えております。
また、日本人の曖昧な表現、敬語も難易度が高いですが、人間関係を円滑にするためのテクニックであり、海に囲まれた島国で鎖国してきた歴史を持つ日本ならではの、独自の文化や、国民性、自然と共に生きてきた日本人の心がそのベースにあると考えます。日本語学校の留学生には、実際に日本で生活し人との交流を通じ、平和を感じながら、今の時代ならではの生きた日本語を習得していただきたいと考えております。
専門学校は、ホテル・旅館国際コース、国際調理ビジネスコース、ITデザインコース、グローバルビジネスコース等、各学校のコースにて、「おもてなし」の心を大切に、就職や起業を目指し技術を磨きます。日本の旅館・ホテル業界への高い就職率から、全国から多くの留学生が集い学んでおります。早くから就職を目標に据え、日本のビジネスマナーの基礎をはじめ、細やかな「おもてなし」を学び、PCスキルを磨き、少子化、人材不足という問題を抱える日本の社会で、日本人に必要とされる、活躍できる人材を多く輩出しております。
文化、背景の異なる人同士の「共生」は困難な事です。
NIPPON ACADEMYの学生と職員は、互いの違いを発見し、尊重し合い、常にそこから学ぶ姿勢を持ち、挑戦する心、進化へのパッションを大切に日々精進しております。
平和を志す若いエネルギーが世界からここに集い、若者の力により、身近な環境、そして世界を変える事を願い、一層尽力していく所存でございます。