第222回
こちらの「生と死のフォーラム」は、コロナウィルスの影響により延期とさせていただきます。
日程が決まり次第、再度お知らせいたします。
良寛さんの言葉から
生き方を学ぶ
令和2年
4月10日(金)
午前10時30分
延期
講師:七施精舎主宰 浅川煕信氏
良寛さんは宗教者(仏教)として知られていますが、実像は詩歌の達人でもありました。良寛さんの布教活動は、文芸の道で人々を教化していたと言えます。文芸の素養は父親の以南や、弟の由之にも見られます。どちらかと言うと政治や経済の分野よりは文化や教養にこそ才のあった家系だったことが理解できます。最晩年の良寛さんと貞心尼との交流は有名ですが、これも文芸の才なくしては開かなかった華ではないでしょうか。今回は、良寛さんが残した膨大な作品の中から、その一部である「生き方」にふれた言葉を選び、現代と結びつけて考えてみたいと思います。
※講師は変更になることもあります。


市民講座「生と死のフォーラム」は2001年8月に始まりました。この講座は、さまざまな角度から、生きること、そして死ぬことについて思索をめぐらし、考える、学びの場として誕生しました。これまでのテーマは多岐にわたっています。ですが、どれをとっても、生きることの本質とは何かを基本にしています。今の社会に最も必要とされているのは、人間としての心の豊かさであり、生き方の豊かさだと思います。私たちはそろそろ、ものやお金に対する個人の過度な執着を捨てて、人は人の幸せのために生きる道、方法論を身につける時にきています。年齢や立場に関係なく、私たちは自分の中に、世のため人のために生きる部分が必要だと思います。それが豊かさなのです。「生と死のフォーラム」では信条や宗教、宗派を超えて、自立した個人の立場で話し、聴き、考えます。思考の自由な創造の場へ、あなたもどうぞお出かけください。
次回のテーマ